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風俗営業取締り (講談社選書メチエ 238) 単行本 – 2002/4/1
永井 良和
(著)
悪い遊びVS.監視する権力
有害環境の隔離・監視から青少年の健全育成へ大人の男の遊び=「飲む・打つ・買う」を家庭から隔離せよ。
権力の規制と無限増殖する遊びのダイナミズム。
赤線・個室付浴場の隔離から、ゲームセンター・テレクラでの青少年保護まで「風営法」の発想と歴史をたどる。
有害環境の隔離・監視から青少年の健全育成へ大人の男の遊び=「飲む・打つ・買う」を家庭から隔離せよ。
権力の規制と無限増殖する遊びのダイナミズム。
赤線・個室付浴場の隔離から、ゲームセンター・テレクラでの青少年保護まで「風営法」の発想と歴史をたどる。
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/4/1
- ISBN-104062582384
- ISBN-13978-4062582384
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
遊郭に代表される「悪」を囲い込み監視する近代日本。「悪」の管理に挑んだ権力の試みは成功したのか? 社会学の視点から、「風営法」の歴史と思想を解明する。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/4/1)
- 発売日 : 2002/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4062582384
- ISBN-13 : 978-4062582384
- Amazon 売れ筋ランキング: - 617,241位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書『風俗営業取締り』は、風俗営業の歴史と現代の課題に焦点を当て、その規制の必要性と効果について詳述しています。著者は、風俗営業の取り締まりが社会秩序の維持に不可欠であることを強調しつつも、その過度な規制が逆に違法行為を助長する危険性についても言及しています。特に、風俗業界の現場の実態を具体的に描写し、その中で働く人々の声を取り上げている点が印象的でした。法的枠組みの整備とともに、現場の声を反映した柔軟な対応の必要性を感じました。著者の視点は非常にバランスが取れており、風俗営業に対する偏見を取り除く助けになると思います。社会的な視点と実務的な視点の両方を提供するこの本は、風俗営業に関わる問題を多角的に理解するための貴重な資料です。風俗営業の取り締まりの重要性を再認識するとともに、今後の課題についても考える良い機会となりました。
2004年6月19日に日本でレビュー済み
1960年生まれの都市社会学者(現代風俗研究会会員)が、風俗営業取締り法の改正の経緯を追うことにより、戦後日本社会の変貌を描き出した、2002年刊行の本。戦前の風俗規制(成人男性対象、飲む・打つ・買う)は地域差を前提として統一的・包括的な法を持たず、治安・衛生・国恥意識のために特定場所に「悪」を「隔離」し(素人と玄人の線引き)、一般人からは不可視化した(警察からは可視的)。敗戦直後の法の空白期間を経て、1948年には風俗営業取締り法が成立したが、その際民主化を反映して規制対象の縮小が見られたものの、警察と業者の癒着もあり、「買う」点に関する規制は緩く、戦前の統制は基本的に踏襲された。その後経済復興と共に、深夜営業や女性・子ども向けの娯楽産業が発展し、取り締まり対象が拡大すると、それに伴い警察の権限が徐々に拡大してゆく。1970年代にはモータリゼーションの中でモーテルのような「個室」の拡散現象が見られ、1980年代にはニューメディアの利用(アダルトビデオ、カラオケボックス等)やコンビニの普及、用途地域制度の無力化により、従来の空間的規制に依拠した取締りの枠組みが無力化する中、主として性産業を中心に取締りの強化が見られた。1990年代のテレクラ問題とCD・携帯電話・インターネットの普及の中、従来の玄人・素人の区分は失効して年齢(子どもの聖域視)が規制の中心的な基準となり、かつ無店舗型営業やブローカー等も規制対象となった。他方で、夜の営業や「スポーツ」については規制が緩和されている。このような風俗統制史から分かることは、第一に対症療法的な「治療」から「予防衛生」への方向性であり、それに伴うパターナリズムの拡張である。第二に、消費社会が人間関係を商品化していく軌跡である。第三に、規制と逸脱のいたちごっこであり、監視・統制にそれほどの効果を期待できないという事実である。論理が明瞭で分かりやすく、お薦め。
2002年6月2日に日本でレビュー済み
本書のタイトルを見ただけでは、内容の硬さを想像出来ないかもしれない。
本書は、明治から今日までの風俗業の取り締まりについて、風営法&取締り法の成立過程から考えてみようという物。警察の取り締まり姿勢の変化などには詳しいが、「それがどうした」といわれると、それに答えていない。
思うに、タイトルを読者に親切なものにすべきだったように思う。
単なる風俗ファンは、間違っても買わないこと。性犯罪学に興味ある人は一読を要する。
本書は、明治から今日までの風俗業の取り締まりについて、風営法&取締り法の成立過程から考えてみようという物。警察の取り締まり姿勢の変化などには詳しいが、「それがどうした」といわれると、それに答えていない。
思うに、タイトルを読者に親切なものにすべきだったように思う。
単なる風俗ファンは、間違っても買わないこと。性犯罪学に興味ある人は一読を要する。